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Deadly She-Wolf Assassin At Armageddon!
デッドリー・シーウルフ ーアサシン・アット・アルマゲドン!ー
ニューヨークタイムズ紙絶賛◎3週連続批評家推薦作品
“feels fresh, dynamic.” “The clashes are marvels, graceful and kinetic.”
—by Andy Webster
「新鮮でダイナミック」「驚異的、優美、躍動的」
−アンディー・ウェブスター
ミニマルな空間で炸裂
ドラマチック・マーシャルアーツ&ジャズ&ファンタジーアドベンチャー
マーシャルアーツ・オペラ、『デッドリー・シーウルフ -アサシン・アット・アルマゲドン!』は、 ジャズミュージシャン、フレッド・ホーが、アメリカでカルト的な人気を誇る日本の名作劇画、『子連れ狼』からインスピレーションを得て作曲した、大胆でイマジネーションに溢れる『子連れ狼』へのオマージュ作品です。
舞台は能の様式美と、現代のアニメやマンガの劇画的要素を大胆不敵かつスタイリッシュに融合させ、 6人編成のソウルジャズのライブ演奏にのせて上演されます 。
CGや映像などのエレクトロニクスの使用をあえて排除、限りなくミニマルに抑えたセット、空間を自在に変化させる照明、その空間を縦横無尽に駆けぬける俳優(演者)の肉体と、10人全てのキャラクターの台詞を一手に引き受ける一人の俳優(話者)の「語りの芸」だけで、スペクタルを可能にした舞台です。
各界から絶賛
公演はニューヨークタイムズ紙はじめ、各紙から絶賛を受け、全日ソールドアウト。
2013年の初演時には、ラ・ママ・エレンスチュワート劇場の巨大倉庫のような空間をそのまま演技空間として使用し、90分の上演中、常に霧の立ちこめる舞台は、ニューヨークタイムズ紙より、「ストイックさとエンタテイメントさが融合して、幻想的かつクール」と、ブロードウエーミュージカル『スパイダーマン』でスパイダーマンを演じた 、エマニュエル・ブラウンと、殺陣師天尾ヨシの振付は「ダンスのように優雅」 「ステージコンバットの新しい境地を切り拓いた」と評されました。
西洋人が日本文化をモチーフとして、あるいは日本人が海外で日本を題材に作品作りをする時の、安易な「らしさ」を排除し、日米のフュージョンとも言うべきオリジナルな表現を目指した舞台。日本の演劇関係者、日系テレビ局関係者が観劇後ブログに書き込むなど、日本人からの支持を得た事は、同じくブロードウエー関係者やアメリカ演劇界からの賞賛の言葉にもまして、シーウルフチームの大きな自信となりました。
全ての世代に訴えるテーマ
当初、登場人物が死闘を繰りひろげるストーリーは子ども向けでないと思われましたが、ムーブメントの限界に挑戦するパフォーマーと、親と子の絆を模索する真摯なテーマは、すぐに子どもたちを虜にし、ファミリー層に受け入れられ、ラ・ママ劇場は、急遽子どもチケットとファミリデーを設けました。
日米気鋭のアーティストが創りだした、どこにもないマーシャルアーツ・オペラ『 デッドリー・シーウルフ –アサシン・アット・アルマゲドン-』。ニューヨークを湧かせた舞台の、日本、そして世界各地での上演を目指しています。
ニューヨークタイムズ 批評(抜粋)
『まずこの舞台で目を引くのは、エレガントでシンプルな舞台セットと、品のいいライディングだ。刀の柄の文様を思わせる、長い蛍光色の紅いラインがステージ上を斜めに横切る。頭上にはピンと張られた赤いロープが交差し、暗闇に走るレーザー光線を思わせる。この「赤」が舞台上で大変効果的に使われ、それは赤と黒の革を主にしたゴージャスな衣装にも活かされている。これらのセンス溢れたデザインが、真っ赤な血のような情熱的な演技とマッチし、この普遍的な武術劇を、新鮮かつダイナミックに舞台化している。』
『戦いのシーンは、驚異的で、優雅、そして躍動感に満ちている。』
『この作品では、武術が、多彩なフレッド・ホーのジャズ音楽と融合し、まるでダンスを見ているかのようである。』
『作家、ジャズミュージシャン、プレイヤー、オペラ作曲家であり、「シーウルフ」を創作したホー氏は、この成果を誇りに思うべきだ。』
ニューヨークタイムズ 批評ページへ
STORY
残忍な陰謀者の父イヤーグより、兵器として育てられた若い女暗殺者シーウルフ。彼女は標的、ローグ・アサシンが、日本のエンパイアを破壊し危機に陥れた張本人と知らされる。 一方将軍は国を守るため、海を超えて三人の殺人兵器、ボク・メイ・ロータス/コロネルU.S.A/カシームを招集。彼らはそれぞれの背負う重荷と思惑を胸にローグに挑む。
連れ去られた息子を救うために、城に乗り込んだローグと遂に対決するシーウルフ。祖国と与えられた使命への忠誠と、自身の魂の間で引き裂かれたシーウルフは、絶望、復讐、陰謀の渦巻く日本エンパイアの黄昏のカタルシスの中、想像を超えた事実に直面することになる。
CHARACTERS
CREATIVE
FRED HO (Composer/co-writer)
フレッド・ホー(作曲家、原案)
アジア系アメリカ人作曲家、サックス奏者、がん患者、活動家、講師。アフロ・アジアン・ミュージック・アンサンブル、グリーン・モンスター・ビッグ・バンド、モンキー・オーケストラの3つのバンドを率いる。2011年グッゲンハイム・フェローシップ、2009年ハーバード・アート・メダルなど数々の賞を受賞。National Endowment for the Artsフェローを2度、New York Foundation for the Artsフェローを3度受け、ロックフェラー基金を6度受賞。バンドリーダーとして25作品以上のレコーディングがあり、六冊の本を出版、オペラの作曲は12作に及ぶ。彼のマーシャルアーツ・バレエ、「ボイス・オブ・ザ・ドラゴン(Voice Of The Dragon)」で全米33カ所のツアーを敢行。
MARGRAFF (Co-writer)
ルース・マーグラフ(共同執筆)
フレッド・ホーとの共作マーシャルアーツ・オペラ6作品はブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)のネクスト・ウェーブ・フェスティバル、グッゲンハイム美術館、ジャパン・ソサエティー、アポロ・シアター、全米ツアーで上演。カフェ・アンタルシア・アンサンブルはじめ、労働者オペラグループとの世界ツアー活動を行う。彼女の戯曲はニューヨークのアイスファクトリー、PS122、HERE, リンカーンセンター、ザ・キッチン、また全米有数のリージョナルシアター、アクターズ・シアター・オブ・ルイビル、ウォーカー・アートセンターで上演されている。
SONOKO KAWAHARA (Director)
河原その子(演出家)
コロンビア大学院スクール・オブ・アーツで舞台演出を学ぶ。音楽、ダンス、ムーブメント、ビジュアルを取り入れたオリジナル作品はじめ、アメリカ人作家と組み数々の新作舞台を、ニューヨーク・シアターワークショップ(NYTW)、ダンス・シアター・ワークショップ, HERE, PS122, ウィメンズ・プロジェクトなどで発表。乙女文楽、京劇、能、歌舞伎とコンテンポラリー劇を融合させた作品も多く手掛け、その活動はロックフェラー基金、日米交流基金、National Endowment for the Artsなどの芸術助成団体より支援される。ドラマ・リーグとNYTWより演出家フェローシップ受賞、フォーダム大学招聘アーティスト、リンカーンセンター・シアター・ディレクターラボ、NYTW「ユージュアル・サスペクト」メンバー。クロッシング・ジャマイカ・アベニュー芸術監督。